良い写真を撮るには「足」を動かせ

良い写真を撮るには「足」を動かせ
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先日の消防訓練展示を撮影したときに、痛感したことがある。
それは、写真の良し悪しはとにかくどれだけ足を動かせるかで決まるんじゃないかということだ。

僕はプロのカメラマンではないが、日頃からカメラを持ち歩き気になったものや心が動いた風景をいつでも撮るようにしている。
構図のプロ級テクニックを持つわけでもない、一般的なカメラ好きといったところだ。

この日、弟が訓練に出場するということで撮影を頼まれ、母親と二人体制で撮影に挑んだ。
母親は弟に借り受けたNikonの一眼デジタルにズームレンズを取り付けていた。

イベントが始まるやいなや、新人消防士たちの行進が始まった。
その瞬間、弟を探すと同時に列全体が映るような場所をうまく確保する必要があった。
行進は右へ左へ会場を進み、それをうまく捉えるためにはその行進以上のスピードで動き続ける必要があった。

母親はカメラに関しては全くの素人だ。
借り受けたカメラで四苦八苦しながら撮影していたが、優秀なズームレンズとカメラにより高品質な写真は撮れていた。

ここで思ったのが、最近のカメラは優秀なので写真自体は誰が撮っても綺麗には映るものだ。
しかし、綺麗に映った写真 = 良い写真というわけではない。
もちろん母親に優越感を持つつもりなんてないが、終始走り回りながら撮った僕の写真は弟の表情やその訓練がよく見える構図を確保することができていたと思う。

カメラマンは体力仕事、と聞いたことがあるがこの日それを本当に実感した。
別件で先日とあるミュージシャンのライブを撮影することがあったが、それも終始いい構図を求めて動き回る体力仕事だった。

動き回るミュージシャンの、”ここ”といった決まった瞬間に、最高の構図で写真を撮るにはそれを撮れる角度にいないといけない。
客の視界の邪魔にならないよう中腰で動き回り、本当に体力を消耗したがその分だけの写真が撮れ、仕事後の充実感もあった。

日頃GR2という単焦点カメラを使っているので、足を動かさなければ自分の意図した構図にはなかなかならない。
そのため足を動かすクセが付いていたため、ズームレンズを使っていても無意識に足を動かしながら撮ることができた。
これが、単焦点レンズは写真の練習になる、という所以かなとも感じた。

もちろんまだまだ自分の写真を完璧だなんて思うつもりはないが、それでも日々徐々に良く撮れるようになっていくことに喜びを感じる。
これも写真の楽しみ方の一つだなと感じた1日であった。

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