ミニマリズム モノを減らすことで見えてくる大切なこと

ミニマリズム モノを減らすことで見えてくる大切なこと
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ふと部屋の中を見渡せば、いったいどれだけたくさんのものがあって、それにこれまでいくらの金額がかかってきたんだろうと思う。

本棚に飾った本やCDの一冊一枚から整理していないレシートのひと切れまで、自分の身の回り半径2メートルだけをとっても本当のたくさんのものに囲まれている。

この中で、自分にとって本当に必要なものはいくつあるのだろうか。

 

ミニマリストという考え方・生き方がある。

これは持ち物を最小限の量にし、可能な限り物を持たない暮らしをすることである。

さらにモノだけではなく無駄な時間やストレスを捨て、自己顕示欲を捨て、無駄な行動を捨て、とにかく自分にとっての無駄を究極に排除するのがこのミニマリストという生き方だ。

 

ミニマリストの考えとは簡単に言うと「無駄な物・事を手放す」ことであるが、僕はこの「手放す」行為の先にある「残すべき大切な物・事」と「次に手に入れられるようになる」ことこそがこの物を減らすという行動の真意であると思う。

 

僕はまったくもってミニマリストといえるほど物を少なくはできていないのだが、これまで3度ほど自分の中に「ミニマリストブーム」が起こり、その3度目が今なのだが本当に効果が大きいということを最近の僕の状況に軽く触れながら書こうと思う。

 

この2年ほど、ミニマリズムと離れていた僕は服や物、趣味のものを抵抗なく購入し、使わないものもいつか使うと思いストックしていた。

僕は服が好きなのだが、いろんな音楽や趣味であるバイクなどのカルチャーと触れるたびに「あんな服装いいな」と違うジャンルにも手を出したりしてそのたび物の量は肥大化していった。

 

たくさんのものを手に入れて過ごす日々はある程度楽しかったのだが、ふと思い返すとモノやジャンルが肥大化する分「自分という軸」が失われていることに気づいた。

あれも好き、これも好き。じゃあ、自分が本当に好きと胸を張って言えるものはどれ?と言われるとそのどれもが中途半端なのだ。

 

その状況を反省し、とにかくモノを減らすことにした。

Youtubeで有名なミニマリストの方の「迷ったら捨て」という言葉が印象的で、「本当に捨てる気が無いものは迷わない。捨てるか迷う程度のものであれば捨てるべき。」という意味なのだがこれにのっとりいろんなものを手放し、大分部屋が片付いた。

 

それと同時に仕事の状況も見直すことにした。

僕はフリーランスのWEBデザイナーなのだが、もといた会社に週2度ほど赴きそこで業務工賃を貰っており、それがちょっとした安定材料にはなっていた。

しかしそれがあまり分がいいとは言えないことと、自分の成長につながるものではないと感じ、週2度を週1度に減らした。

 

さらに日々の無駄を改善するべく、朝寝坊や無駄にスマホを触る時間をやめ、その時間無駄なものが無いかと周りを見渡したりギターを練習するようにした。

 

これらを意識して生活すると、半月ほどで驚くべきスピードで自分とその周りの状況が変わり、1年ほど停滞していた状況が大きく動き出した。

新しい仕事の相談がよく入るようになり、音楽をはじめ自分の好きなことをできる時間が増え、半年ほど増えなかった貯金が増えはじめた。中途半端に好きなものを捨てることで、本当に好きなことに自信を持て、自分という軸を取り戻せた。

 

漫然と生活をしていてはいつの間にか無駄な物・事が増え、それと同時に大切にすべきものにもピントが合わなくなってしまう。

なんとなくうだつが上がらない状況がずっと変わらないという方は、ぜひまずはモノを減らすことから始めてはどうか。

 

思えば、「メモの魔力」という本を読んでから自己分析とともに自分の状況をよくノートに書いて考察するようになり、それがもう習慣化している。その行為からミニマリズムも再開し、無駄を減らして自分のやりたいことにフォーカスすることが出来ているように思う。たびたびこのブログでこの本の名前は出すのだが、大きなきっかけになりとても感謝している。

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ミニマリズムとはモノを捨てる行為の中で「自分を見直す」行為でもある。

精神面的なことを謳いすぎると宗教的に聞こえてくるのだが、そういうことではなく本当に自分の内側(整理)を整理することは大切で、そのとっかかりとしてまず目に見えるモノを減らすことで無駄を見つめ直す癖がつく。

 

時間は有限である。人生はこれから何年も続くが、「現在の年齢である自分」は今しかない。その時間を精いっぱい自分のやりたいことに注力できるよう、可能な限り無駄を減らした生活でありたい。

 

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